データベーススペシャリスト令和4年秋期 午前Ⅰ 問4

問4

L1,L2と2段のキャッシュをもつプロセッサにおいて,あるプログラムを実行したとき,L1キャッシュのヒット率が0.95,L2キャッシュのヒット率が0.6であった。このキャッシュシステムのヒット率は幾らか。ここでL1キャッシュにあるデータは全てL2キャッシュにもあるものとする。
  • 0.57
  • 0.6
  • 0.95
  • 0.98
  • [出典]
  • 応用情報技術者
    令和4年秋期 問10と同題

分類

テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » メモリ

正解

解説

キャッシュメモリが多段構成になっている場合、CPUは近い方から順にアクセスします。キャッシュメモリはCPUに近いほど容量が小さくなるので、本問ではL1キャッシュが1次キャッシュ、L2キャッシュが2次キャッシュということになります。

L1キャッシュでヒットする確率が0.95、L1キャッシュでヒットしなかった場合(1-0.95=0.05)でもL2キャッシュに0.6の確率でヒットするので、キャッシュシステム全体としてのヒット率は、

 0.95+0.05×0.6
=0.95+0.03=0.98

したがって「0.98」が正解です。
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