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データベーススペシャリスト試験は、午前T,午前U,午後T,午後Uという4つの時間区分に分けて行われます。
それぞれの試験形式について理解しておきましょう。
データベーススペシャリスト試験の形式と合格基準
1.出題形式・出題数
午前試験と午後試験があり、午前T,Uが小問形式・午後T,Uが大問形式(一問に設問が複数)となっています。

- 午前T
- 毎回、応用情報技術者試験の午前問題から抽出された30問が出題され、50分以内に全問に解答します。応用情報技術者試験の午前問題同様に前分野からまんべんなく出題され、テクノロジ系17問、マネジメント系5問、ストラテジ系8問程度の割合で構成されています。ちなみに午前Tは高度区分全てで共通問題となります。
また午前T試験は高度試験や応用情報技術者試験、または高度区分の午前Tに合格した後、2年以内は申請により免除されます。免除された場合は午前試験の開始が10:50になるため余裕をもって試験会場に行くことができます。
過去問題からの流用が多いので、午前T対策としては応用情報技術者試験の午前問題を繰り返し解く方法が有効です。 - 午前U
- 小問形式で25問が出題され、40分以内に全問に解答します。問題は「コンピュータ構成要素」「システム構成要素」「データベース」「セキュリティ」「システム開発技術」「ソフトウェア開発管理技術」の6分野から出題され、「データベース」に関しては出題される技術レベルが「4」に設定されているため出題割合・難易度ともに高くなっています。
例年であればデータベース関連問題が問1〜20までを占め、続く5問が残りの5分野からという構成になっています。過去問題の流用率ですが平成21年度後以降だけに絞って考えると開催数も少ないためデータベース分野の20~40%程度に留まります。しかし平成20年度以前のテクニカルエンジニア(データベース)の午前問題やその他の試験区分の過去問まで含めれば既出率は50%程度になるので、安定した得点を目指すためには平成20年度以前の午前問題(データベース分野のみ)に取り組む必要がありそうです。 - 午後T
- 大問形式で3問出題された中から2問を選択し、90分以内に解答します。様々なケースを想定した文章問題で「設計・開発」「技術要素」「運用・保守・管理」などデータベース分野の様々な論点が問われます。
- 午後U
- データベースの技術面および運用・管理面を含む総合的な問題が2問出題され、そのうち1問を選択して解答します。データベース技術に関する深い知識はもとより、10ページ以上の問題文中から要点を読み解き、出題者の意図や求める解答を定められた文字数で表現するための「国語力も必要」とされます。
2.試験時間
以下の通りです。
- 午前T … 9:30〜10:20(50分間)
- 午前U … 10:50〜11:30(40分間)
- 午後T … 12:30〜14:00(90分間)
- 午後U … 14:30〜16:30(120分間)
3.配点
下表のように午前T、午前Uは素点方式、午後Tは2問解答なので1問がそれぞれ50点、午後Uは1問選択なので100点となっており、すべての時間区分で100点満点での採点が行われます。(午後問題については個々の問題中の設問ごとの配点割合は公表されていません)
また高度試験では、午前T、午前U、午後Tの段階で基準点に達しない場合、それ以後の採点は行われず不合格となります。

4.合格基準
午前Tから午後Uまでのすべての試験において100点満点中60点以上を取ることで合格となります。

データベースSP試験は、
- 午前Tは30問、午前Uは25問の四択
- 午後Tは記述式で3問中2問に解答
- 午後Uは記述式で2問中1問に解答
- 全ての試験で60点以上で合格