HOME»データベーススペシャリストとは

データベーススペシャリストがどんな試験なのかについてまとめてあります。

データベーススペシャリストの対象者像

試験要綱においてそれぞれ次のように定義されています。

1.対象者像

高度IT人材として確立した専門分野をもち,データベースに関係する固有技術を活用し,最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに,固有技術の専門家として,情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者

2.役割と業務

データ資源及びデータベースを企画・要件定義・開発・運用・保守する業務に従事し,次の役割を主導的に果たすとともに,下位者を指導する。

  1. データ管理者として,情報システム全体のデータ資源を管理する。
  2. データベースシステムに対する要求を分析し,効率性・信頼性・安全性を考慮した企画・要件定義・開発・運用・保守を行う。
  3. 個別システム開発の企画・要件定義・開発・運用・保守において,データベース関連の技術支援を行う。

3.期待される技術水準

高品質なデータベースを企画,要件定義,開発,運用,保守するため,次の知識・実践能力が要求される。

  1. データベース技術の動向を広く見通し,目的に応じて適用可能な技術を選択できる。
  2. データ資源管理の目的と技法を理解し,データ部品の標準化,リポジトリシステムの企画・要件定義・開発・運用・保守ができる。
  3. データモデリング技法を理解し,利用者の要求に基づいてデータ分析を行い,正確な概念データモデルを作成できる。
  4. データベース管理システムの特性を理解し,高品質なデータベースの企画・要件定義・開発・運用・保守ができる。

データベーススペシャリスト試験の歴史

平成6年
試験制度改定に伴いデータベーススペシャリストの試験区分が創設される。
平成13年
試験制度改定に伴い試験区分の名称が「テクニカルエンジニア(データベース)試験」となる。
平成21年
試験制度改定に伴い試験区分の名称が「データベーススペシャリスト試験」に戻り、その後現在に至る。

データベーススペシャリスト合格で受けられる優遇

合格、又は午前Ⅰで基準点以上を得ることで他の高度区分の午前Ⅰ試験が2年間免除されるほか、データベーススペシャリスト試験は他の国家資格における科目免除や、職によっては任用資格に設定されています。

  1. 弁理士試験の科目免除
  2. 技術陸曹・海曹・空曹及び予備自衛官補(技能公募)の任用資格
  3. 警視庁特別捜査官の4級職(警部補)のサイバー犯罪捜査官の任用資格
  4. 中央省庁の4級職~6級職CIO補佐官(主査,課長補佐,班長,企画官,調査官)等の職員の任用資格
  5. 各独立行政法人の情報技術関連職員の任用資格

ここまでデータベーススペシャリストについて大まかに説明しましたが、試験制度の概要、難易度、合格率などの詳細情報については当サイトのコンテンツに内容ごとまとめてあるので参考にしてみてください。

データベーススペシャリストは

  • データベース技術認定の国家資格
  • 受験制限はなく誰でも受験可能
  • 年1回(10月)の開催
  • 高度試験(Lv.4)に分類される
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