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データベーススペシャリスト令和3年秋期 午前U 問2
午前U 問2

- [この問題の出題歴]
- データベース H28春期 問4
- データベース H31春期 問3
分類
テクノロジ系 » データベース » データベース設計
正解
エ
解説
- モデルAは、新しい組織レベル(事業所や班など)が設けられる度に新しいクラスを追加する必要があります。モデルB及びモデルCは"組織"という汎用的なクラスですので、新たな組織をそのまま当てはめることができます。
- モデルCでは、{親組織:A,子組織:B}と{親組織:C,子組織:B}という組織構造が許されるので、1つの子組織を複数の親組織が管轄する状況を表現できます。モデルA及びモデルBでは、親組織の数が最大で1なので複数の親組織を表現できません。
- モデルBでは、親と子の関係は「0..1対*」になっています。関係データベースへの変換ではクラス図における多重度が「0..1」「1」のクラスが参照される側、「*」のクラスが参照する側になります。したがって子の組織コードが主キー、親の組織コードが外部キーになります。
- 正しい。モデルCは、{親組織:A,子組織:B}と{親組織:B,子組織:A}の組合せのような循環関係や{親組織:A,子組織:A}などの自己参照を制約できていません。また最上位の組織を記述するためには、親の多重度を0..1にしなくてはなりません。