平成30年春期試験問題 午前Ⅰ 問10

ETSI(欧州電気通信標準化機構)によって提案されたNFV(Network Functions Virtualisation)に関する記述として,適切なものはどれか。

  • インターネット上で地理情報システムと拡張現実の技術を利用することによって,現実空間と仮想空間をスムーズに融合させた様々なサービスを提供する。
  • 仮想化技術を利用し,ネットワーク機能を汎用サーバ上にソフトウェアとして実現したコンポーネントを用いることによって,柔軟なネットワーク基盤を構築する。
  • 様々な入力情報に対する処理結果をニューラルネットワークに学習させることによって,画像認識や音声認識,自然言語処理などの問題に対する解を見いだす。
  • プレースとトランジションと呼ばれる2種類のノードをもつ有向グラフであり,システムの並列性や競合性の分析などに利用される。
正解 問題へ
分野:テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:ネットワーク方式
解説
NFV(Network Functions Virtualisation,ネットワーク機能の仮想化)は、仮想化技術を利用して、従来はルータ、スイッチ、ファイアウォール、ロードバランサなどの専用機器で行われていた機能を、汎用サーバ内の仮想マシン上で動くソフトウェアとして実装するアーキテクチャです。複数のネットワーク機器の機能を1つの物理サーバに集約できるため、コスト削減や信頼性向上などのメリットがあります。
am1/32.gif
SDN(Software-Defined Networking)では、ネットワーク機器の機能のうち制御部だけをソフトウェア化しましたが、NFVでは機器ごと仮想化する点が異なります。
  • AR(Augmented Reality,拡張現実)の説明です。
  • 正しい。NFVの説明です。
  • ディープラーニングの説明です。
  • ペトリネットの説明です。

Pagetop