令和2年秋期試験問題 午前Ⅱ 問14

同時実行制御の手法の一種である楽観的制御法に関する記述として,適切なものはどれか。

  • データに対して順序付けを行い,その順序に従ってロックを掛ける。
  • データに対してのロックは行わずに,更新対象のデータが他のトランザクションと競合がなかったことを確認してからコミットを行う。
  • 分散データベースシステムにおいて,コミット可否の問合せをした上で,コミット指示を行う。
  • ロックが増加していく成長フェーズである第1相と,ロックが減少していく縮退フェーズである第2相の2相制御を行う。
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分野:テクノロジ系
中分類:データベース
小分類:トランザクション処理
解説
  • デッドロックを避けるためのロックの順序付けについての記述です。
  • 正しい。同時実行制御における楽観的制御法とは、データに対してのロックを行わず、更新対象のデータをあらかじめ取得しておき、更新直前までに変化していないことを確認することにより、データの整合性を保証する方法です。同時実行されるトランザクション間でデータの干渉が少ないときに有効な方法となり得ます。
  • 2相コミットメントについての記述です。
  • 2相ロッキングプロトコルについての記述です。

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