平成22年春期試験問題 午前Ⅱ 問11

ビューのSELECT権限に関する記述のうち,適切なものはどれか。

  • ビューに対して問合せをするには,ビューに対するSELECT権限だけではなく,元の表に対するSELECT権限も必要である。
  • ビューに対して問合せをするには,ビューに対するSELECT権限又は元の表に対するSELECT権限のいずれかがあればよい。
  • ビューに対するSELECT権限にかかわらず,元の表に対するSELECT権限があれば,そのビューに対して問合せをすることができる。
  • 元の表に対するSELECT権限にかかわらず,ビューに対するSELECT権限があれば,そのビューに対して問合せをすることができる。
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分野:テクノロジ系
中分類:データベース
小分類:データ操作
解説
関係データベースのビューは、実表の一部、または複数の実表から関係演算(選択、射影、結合など)によって得られた結果を1つの表に見せかけた仮想の表です。あくまでも仮想表なのでその中に実データは存在しません。

ビューには、次のようなメリットがあります。
  • 実表に公開したくないデータがある場合、ビューを定義することで利用者に非公開にできる
    セキュリティを高めることができる
  • 複雑なSQLによって得られる表をビューとして定義することで簡便に利用することができる
    表操作を容易に行えるようにする
  • 英数字で定義されている列名・表名を分かりやすい日本語に置き換えて定義することで見やすくなる
ビューも実表と同じく、権限が無ければ他のユーザーが作成したものにはアクセスできません。ビューにアクセスするにはビューを作成したユーザー(所有者)からSELECT権限を付与してもらう必要があります。ビューへのアクセス権限は実表へのアクセス権限とは独立しています。したがって「エ」が正解です。

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